開催期間:
2023/01/29 04:00~05:30
開催日時:2023年1月29日(日)13:00〜14:30
開催方法:Web(Zoom)による遠隔研修会
受講料 :500円(昭和薬科大学卒業生(6年制)は受講料無料)
認定薬剤師研修単位:1単位
演題:「意外に身近な免疫学2023。ワクチンはなぜ、感染症対策に有効なのか。」
講師: 東邦大学医学部免疫学教室 教授 近藤 元就先生
講演要旨: 免疫は、同じ感染症には2度罹らないという、いわゆる2度無し現象として知られています。この巧妙な生体の仕組み、免疫記憶を利用したのが病原微生物に対するワクチンです。これまでに様々なワクチンが開発され、新生児から成人までそれらの接種を受けています。
ワクチンには様々なプラットフォーム(最近はモダリティーという言葉で説明される)が応用されています。さらに、免疫記憶は獲得免疫と呼ばれる、非常に特異性の高い免疫反応ですが、それを担う細胞の1つ、T細胞は樹状細胞という抗原提示細胞による活性化を受ける必要があります。そして、T細胞を活性化する能力のある樹状細胞は、自然免疫反応により活性化されたもののみです。したがって、ワクチンには通常、自然免疫を活性化することの出来る生ワクチンや、 アジュバントと呼ばれる免疫賦活剤が加えられています。今回、免疫反応活性化のメカニズムを基本とし、モダリティーをキーワードに、ワクチンについて概説したいと思います。
【演者略歴】
1992年3月 東北大学医学部卒業(医師資格取得)
1995年 3月 東北大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)
1994年4月〜1995年7月
日本学術振興会特別研究員 (DC2/PD)東北大学医学部細菌学
1995年8月〜1997年10月
Postdoctoral Fellow, Stanford University School of Medicine, USA
1997年11月〜1998年4月
日本学術振興会特別研究員 (PD) 東北大学医学部免疫学
1998年5月〜2001年12月
Senior Postdoctoral Fellow, Stanford University School of Medicine
2002年1月〜2009年3月
Assistant Professor of Immunology, Duke University Medical Center, USA
2009年4月〜2011年6月
Associate Professor of Immunology (Tenured), Duke Univ. Medical Center
2010年6月〜現在
東邦大学医学部免疫学講座教授
【所属学会】
日本免疫学会
American Association of Immunologists
*演題は変更される場合がございます。
*お申込みが終了した方に、開催日約1週間前よりZoomURLやパスワードなどの情報および研修会資料や単位及び受講証明書発行に必要な書類をメールにてお送りいたします。
【注意】昭和薬科大学6年制卒業の方は受講料が異なりますので、平成塾HP(https://shoyaku.net/school/attendance/)より、お申込みください。
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オンライン開催
1 単位
G12 一般社団法人 昭薬同窓会・平成塾
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公開開始日:2022年12月13日~
一般社団法人昭薬同窓会・平成塾
alinfo@shoyaku.net または 042-722-5750 (平日午後1時から4時まで)