開催期間:
2026/05/10 04:10~2026/09/06 07:30
薬剤師が薬物治療に立ち向かうための基礎力充実を目的とした勉強会です。
A.臨床薬物動態(PK/PD)コース(30名)
[ 内 容 ]
薬物治療を的確に行っていくという視点から、薬物血中濃度の時間推移および効果・作用の時間推移を対象にします。
即ち、『速度論』ですが、その基礎・とらえ方、および関連した「通説」〔例えば、飲み忘れた場合の対応〕に対する簡単な検証を試みます。所謂、TDMのための講義ではなく、情報としての『速度論』の検証、把握ができるようにします。逆にTDMの落とし穴にも言及します。
臨床適用のためには、できるだけ簡略化したモデル(全身循環:1-コンパートメントモデル、血管外投与における吸収過程: zero次点滴モデル)をベースに、推定、計算します。等間隔あるいは不等間隔の繰り返し投与による定常状態で薬物治療が行われることを背景に、投与設計の理解を深めます。
投与開始後の効果の時間推移を血中薬物濃度の時間推移との対比の把握に努めると共に、効果、作用を表現、規定するパラメータの変化(時間、病態などによる)に話を拡げます。
【1】 投与設計に必要な速度論の基礎知識
投与量、投与速度、投与期間などのどのような変更においても、パソコンソフトに頼ることなく、簡単に推定するための取り組み方を学びます
イントロダクション
血中薬物総濃度の変化を指標とする用法・用量変更の問題点
消失速度定数(kel)の変化をもとに進める投与設計の盲点
ベイジアン法を用いた少数採血データによる薬物動態パラメータ値の推定、投与設計への適用の問題点
a) 投与後の血中薬物濃度の把握
血中薬物濃度の時間的に減少していく推移は、消失速度定数、半減期によって把握できる。
b) 治療域内での血中薬物濃度の維持
・静脈内持続投与:投与速度と全身クリアランス値による。
・血管内、血管外等間隔繰り返し投与:平均投与速度と全身クリアランス値による。
・定常状態に到達するに必要な時間は、半減期の4-5倍である。
c) 病態時の用法・用量の調節
・Binding insensitiveな薬物の場合:
全身クリアランスの変化に対応させて、定常状態平均血中薬物総濃度が同じになる様に、平均投与速度の調節を行う。
・Binding sensitiveな薬物の場合:
非結合形薬物濃度を規定する全身クリアランスの変化に対応させて、定常状態血中非結合形薬物濃度が同じになる様に、
平均投与速度の調節を行う。
・用法・用量の調節法:
1回投与量を固定し、投与間隔を変える場合、 投与間隔を固定し、1回投与量を変える方法がある。
薬物物のPK/PDの特性から選択する
d) 静脈内急速投与および短時間定速投与
単回投与および等間隔繰り返し投与、不等間隔繰り返し投与のそれぞれにおける血中薬物濃度値の推定
e) 血管外投与
吸収速度によるモデルの選択:急速投与モデル、短時間定速投与モデル
単回投与および等間隔繰り返し投与、不等間隔繰り返し投与のそれぞれにおける血中薬物濃度値の推定
f) 2-コンパートメント、3-コンパートメントモデルに従う薬物の、繰り返し投与時、定常状態時の血中薬物濃度の把握法、および投与設計の考え方
【2】 薬物血中濃度と効果の関係の基礎知識
薬物の血中濃度は効果・作用を引き起こす因子ではありますが、血中濃度に比例して効果・作用が発現するとは限りません。血中薬物濃度(薬物動態;PK)と効果・作用(薬力学;PD)の関係を総合的に把握することで、用量・用法の科学的、合理的な調節は可能となります。
I: 薬物の濃度と効果の関係を議論する基本原理
II: 薬物の濃度と効果の関係の把握
II-1: 作用発現部位における薬物濃度と効果の関係
a) Direct Response
b) Indirect Response
II-2: 薬物が生体に投与された状況での考察
a) Direct Response
作用部位が血漿(中央)コンパートメントに含まれる場合
作用部位が組織(末梢)コンパートメントに含まれる場合
作用部位が 薬効(効果)コンパートメントに含まれる場合
b) Indirect Response
c) Disease Progression Model
[ 講 師 ]
緒方宏泰(明治薬科大学名誉教授)
[ 開催日時 ]
2026年5〜9月の主に日曜日 13:10〜16:20
[ 会 費 ]
一般会員:¥6,000 / 特別会員:¥4,000 / 学生会員(4年生以上の学部生):¥4,000
[ 特別会員 ]
日本アプライド・セラピューティクス学会会員・薬物治療モニタリング研究会・明治薬科大学臨床薬学専攻出身者
お申し込み方法、勉強会開催スケジュール等の詳細は、以下のURLからホームページをご覧ください。
https://plaza.umin.ac.jp/~juku-PT/
[お申込み方法]
アスヤクからお申し込みいただいただけでは、登録完了とはなりません。
必ず薬物治療塾ホームページの申し込みページからお申し込みください。
申込案内ページ https://plaza.umin.ac.jp/~juku-PT/contact
申込フォーム https://plaza.umin.ac.jp/~juku-PT/entry
[募集中のコース]
薬物治療塾では、臨床実務で活用できる基礎力充実を目指し、以下の4つのコースを提供しております。
全て同じフォームから申込み可能となっております。(複数コースの受講可)
A.臨床薬物動態(PK/PD)コース(30名)
B.臨床統計コース(30名)
C.薬物治療(EBM)コース(30名)
D.自らが取り組む新医薬品の客観的評価コース(15名)
会費について
[ A~Cコース ]
一般会員:¥6,000 / 特別会員:¥4,000 / 学生会員(4年生以上の学部生):¥4,000
[ Dコース ]
一律¥2,000(A〜Cの受講経験者 / 新たにA〜Cにお申込みの方でご希望があればご相談ください。)
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オンライン開催5月から9月までの全5回のコース学習ですが、受講中の方には毎月、事前にURLをメール送付しております。
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公開開始日:2026年4月14日~
薬物治療塾
jukupt.office1@gmail.com