開催期間:
2025/12/21 00:00~06:25
乳がん薬物療法の進歩は著しく、サブタイプ別の治療に加え、遺伝子変異を有する患者への新規薬剤や全く新しい作用機序の薬剤の登場などにより、治療選択も副作用管理も複雑化しています。治療薬の選択が適切か検討する際、病理検査や遺伝子検査の結果、さらにはガイドラインの理解に悩むことも少なくありません。また、免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象(irAE)や分子標的薬による特徴的な副作用など、薬剤ごとに注意すべき点は異なり、早期発見や予防、患者教育の観点からも薬剤師の果たす役割は重要です。
そこで今回、長野県病院薬剤師会では、乳がんの最新の治療動向と副作用への対応を整理し、実臨床に活かせる知識を共有するセミナーを企画いたしました。副作用対応は乳がんに限らず、他のがん種や薬物療法にも共通する点が多く、初学者からベテランまで多くの方にご参加いただける内容です。乳がんはサバイバーも多く、がん治療に日常的に携わる方はもちろん、普段は直接関わらない方にとっても学びの多い内容となっています。
本セミナーでは、浜松医療センター薬剤科 副科長の宮本 康敬 先生、新潟県立津川病院 薬剤部長の吉野 真樹先生をお招きし、宮本先生には、乳がん薬物療法全般と副作用マネジメントについて、吉野先生には、irAEの基礎から臨床応用までをご講演頂く予定です。SGD(small group discussion)も取り入れ、講義で学んだ内容を整理し共有する機会とします。正解を求めるものではなく、感想や気づきを自由に話し合う場ですので、専門知識や経験にかかわらず安心してご参加ください。また、事前課題をご用意しています。当日の理解を深め、SGDをより充実させることを目的としたもので、正解や完成度を重視するものではありません。無理のない範囲で取り組んでいただければ結構です。
多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
【日時】
令和7年12月21日(日) 9:00~15:25
【会場】
相澤病院 ヤマサホール
【プログラム】
複雑化するがん薬物療法の実践 ~乳がんアップデートとirAEマネジメント~
9:00~9:10 開講式
9:10~10:40 講演1
座長:長野赤十字病院 薬剤部 土屋 直彦 学術委員
演者:浜松医療センター 薬剤科 副科長 宮本 康敬先生
「乳がん薬物療法の進歩と副作用マネジメント」
10:40~11:50 症例検討1
座長:長野赤十字病院 薬剤部 土屋 直彦 学術委員
演者:浜松医療センター 薬剤科 副科長 宮本 康敬先生
「チーム医療における薬剤師の役割 〜乳がん薬物療法と症例検討〜」
12:35~13:35 講演2
座長:健和会病院 薬局 佐藤 勝治 学術委員
演者:新潟県立津川病院 薬剤部長 吉野 真樹先生
「Immune related adverse event: irAE~おさえておきたい基礎と臨床~」
13:45~15:15 症例検討2
座長:健和会病院 薬局 佐藤 勝治 学術委員
演者:新潟県立津川病院 薬剤部長 吉野 真樹先生
「Case study ~ICI適用症例におけるロジカルアプローチ~」
15:15~15:25 閉講式・アンケート記入
【参加費】
長野県病院薬剤師会の会員 500円 / 長野県病院薬剤師会の会員外 3,000円
・日病薬病院薬学認定薬剤師制度の研修単位を希望する方は、事前に日病薬会員管理システム[シクミネット]に薬剤師名簿登録番号の登録が必要です。
・申し込み間違い、キャンセル等に伴う参加費の返金はできませんのでご了承ください
・本会からの領収書は発行いたしません。振込明細等を以て領収書に代えさせていただきます
・ご登録いただいた内容は、研修単位申請のため長野県病院薬剤師会事務局へ情報提供させて頂きます。
ご了承下さい。その他、本セミナーに関する連絡以外の目的では使用いたしません。
【事前課題】
開催2週間前頃にメールにて配布予定
【申込締切】
令和7年12月4日(木)締切厳守でお願いします
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長野県松本市本庄2-5-1相澤病院 ヤマサホール
3 単位(申請中)
P04 一般社団法人 日本病院薬剤師会
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公開開始日:2025年11月6日~
一般社団法人 長野県病院薬剤師会
一般社団法人 長野県病院薬剤師会 事務局
E-mail:office@nagano-byoyaku.net